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IRの候補地は? カジノとの違いは? - 日本におけるIRの重要性と目指すべきビジョン

法案にヨーロッパ最大のカジノ 62279

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▼ アナタの海外ビジネスを成功させるために

オーストリアAGは、グループ会社として海外におけるカジノ事業展開を担うカジノ・オーストリア・インターナショナル(CAI)を含む合計5社を傘下に収めている。他の4社とその事業内容は次の通り。 ・オーストリアン・ロタリー ロトくじの運営 ・TIPP3 サッカーやアイスホッケー、F1、アルペンスキーの勝敗などを当てるスポーツベッティングの運営 ・WIN2DAY・AT パソコンやモバイル端末によるオンラインカジノゲームの運営 ・WINWIN スロットマシンと同様のゲームがプレイできるビデオ端末を設置した店舗(バーや飲食店を含む)の運営。 大規模な海外展開を推進 カジノ・オーストリアが国内だけでなくさらに海外にも展開していくことになるきっかけは、1976年にオランダ政府からの要請を受けてカジノ産業の立ち上げに協力したことだった。 その翌年の1977年、国際的な事業活動に本格的に着手するために100%子会社のカジノ・オーストリア・インターナショナル(CAI)を設立した。 現在、ヨーロッパで最大規模のカジノ事業開発および運営企業である。カジノ・オーストリア・グループ全体で約5300名の常勤スタッフがいるが、そのうち約3000名がCAIに所属し世界各地のカジノの運営を支えている。 ヨーロッパ9カ国(ベルギー、チェコ、デンマーク、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、セルビア、スイス、英国)のほか、アフリカ(エジプト)、北米(カナダ)、オセアニア(オーストラリア)、中東(パレスチナ自治区)まで、CAIのネットワークは世界14カ国35カ所に広がっている。

▼ IRの候補地は? カジノとの違いは? - 日本におけるIRの重要性と目指すべきビジョン

なので「ヨーロッパ型IRは……」と業界の話題を出そうものなら、いよいよ話の矛先はどこへ向かうか分からず、結局その事にはあまり触れずにフェードアウトしてしまうことが多々あるのです。話が膨らんでいかないのは寂しいばかりです が、しかしこの素朴な疑問が私の原動力となり、また「ヨーロッパ型IR」とは……の質問に私自身が明確な答えを出せない反省点も踏まえ、この度現地取材を敢行致しました。選んだ地域はスイスとドイツです。 もう既にご承知の通り、スイスでは連邦賭博場監視員会(ESBK/CFMJ)から発行される「A」ライセンスのカジノと「B」ライセンスの2種類のカジノがあります。 「A」ライセンスのカジノは「グランドカジノ」(Grand Casino)と呼ばれ、テーブルゲームを何種類でも置くことができます。スロットマシンの設置台数にも限りはなく、賭金も制限はありません。 一方「B」ライセンスのカジノは、テーブルゲームは3種類、設置できるスロットマシンは最大で250台までと一定の決まりがあります。 それらの経緯から、「ここにはヨーロッパ型IRのヒントがたくさん詰まっているのでは?」と思い立ったのがはじまりです。実際にグランドカジノ・ルツェルンは、130年ほど前よりヨーロッパ型カジノの前身「クアザール」として、世界中の人々を魅了しておりました。後に、 この「クアザール」の意味と歴史に触れたいと思います。 これらが今回選んだ地域の主な理由です。その他として、カジノ業界や地域で働く人々の生の声に耳を傾けることも取材目的と致しました。やはり地域社会のことは、その地域で活動している人の話を伺うのが一番だと私は思うのです。 たとえそれが現場の小さな声であったとしても、そのアイデアは時として、小石を川に投げ入れ波紋が広がるように大きく拡大していく要因と なり得るからです。業界と地元の声を聞くことは、需要と供給、両方の側面からカジノを見ることができ、或いは今回のテーマの答えに近づけるかも知れないと期待したからでした。 カジノを含む統合リゾート(IR)の政治、経済情報のポータルサイト > 運営方針はこちら。 ヨーロッパ型IRの原点を求めて (1) 。

【速報】カジノ禁止法案が提出される・・・!!


ヨーロッパ型IRの原点を探して

このセクションではIRをめぐる日本の歴史と現在の状況について述べていきます。 日本におけるカジノ誘致は、石原慎太郎氏が東京都知事を務めていた時代からスタートしています。 年4月に都知事に就任した石原氏は、東京都の財政再建という課題に対して「お台場カジノ構想」を掲げました。その経済波及効果は最大2,億円と試算されており、全国の自治体にも注目されました。 しかし年6月、石原都知事(当時)は、お台場でのカジノ実験計画の中止を発表。事実上の「カジノ構想の断念」をアナウンスしました。その計画中止の背景には、ギャンブル市場の実質的な既得権益を保持していたパチンコ業界の猛反発があったとされています。 その後、約10年に渡って日本におけるカジノ構想は目立った動きがありませんでした。 しかし、その一方で、年8月にシンガポールの3代目首相リー・シェンロンはIR導入を宣言。翌年4月にはマリーナベイ地区とセントーサ地区の2カ所にIR施設を設置する計画案を発表。やがて年には国内に2つのIR施設をオープンさせました。 再び日本に目を向けてみると、年4月、民主党の古賀一成衆議院議員を会長とする超党派のIR議連(国際観光産業振興推進議員連盟)」が発足します。 そして年12月には先述の「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」が公布・施行されたのです。 それでは年現在の日本のIRをめぐる状況はどうなっているのでしょうか? 結論から言えば、IRをめぐって日本の地方自治体間での誘致合戦が過熱しています。 言うまでもなく、多くの地方経済にとって、観光分野は今後さらなる成長が見込める貴重な地域産業です。自らの地域にIRを誘致することは、MICEを筆頭とする海外からのビジネス客の取り込みを始め、それにともなう小売業や飲食業やサービス業といった、地方経済の発展に直結しているからです。 現在、日本国内では2〜3カ所のIR設置が予定されているようですが、関東と関西に1カ所ずつというのが有望視されています。 関西だと、大阪市が年開催の大阪万博会場の跡地となる人口島「夢洲(ゆめしま)」が最有力の候補地に挙げられており、和歌山市がそれに続いています。 関東では、横浜市の林市長による突然のIR誘致表明が話題となっていましたが、東京都と千葉市も誘致に手を挙げています。 これらの誘致合戦は、年の東京でのオリンピック・パラリンピック開催後に大きく動き出すという見方が有望ですが、いずれにせよ予断を許さない状況であるようです。 IR生誕の地であるネバダ州(ラスベガス)が有名ですが、アメリカではカジノ合法化の決定権は州ごとに存在します。 現在、アメリカ国内でカジノ合法化をしているのは17州。さらにアメリカ先住民自治区(インディアン居留区)でカジノの運営が認められています。おおむねIR市場は拡大傾向にありますが、各州による競争が激化しているとの見方もあります。

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